2014-01-01から1年間の記事一覧

湯築城出土瓦と墨書土器雑感 (4)(伊豫漫遊書庫から転載)

February 9, 2007 湯築城出土瓦と墨書土器雑感 (4) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 湯築城出土の軒平瓦が岡豊城や中村城の瓦と同じ紋様を持つ。ただし、版木や窯は同じではない。瓦の大きさと厚さも異なる。今判っていることはここまでである。これだけ…

土州様と書かれた墨書土器についての考察 (6)(伊豫漫遊書庫から転載)

February 11, 2007 土州様と書かれた墨書土器についての考察、 (6) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 1.「土州様」と書かれた墨書土器はいつごろのものか。 出土した場所は湯築城拡張部であることから、湯築城拡張時(1535年)以後のものと考えられる。【…

湯築城で出土した瓦について (2)(伊豫漫遊書庫から転載)

February 15, 2007 湯築城で出土した瓦について (2) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 ここに記す湯築城で出土した瓦の考察は、「談話室ゆづき」に投稿したものであるが、後々、岡豊城と同文の瓦及び土州様と書かれた墨書土器の考察を纏める際に必要と思…

「土州様」と書かれた墨書土器について(伊豫漫遊書庫から転載)

February 16, 2007 「土州様」と書かれた墨書土器について カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 「土州様」と書かれた墨書土器について、現時点での考えを整理しておく。1.墨書土器の説明文 『土師質土器に文字を書いたものが出土しています。「月」「太」…

小川土佐守が湯築城を訪れた可能性 (7)(伊豫漫遊書庫から転載)

February 17, 2007 小川土佐守が湯築城を訪れた可能性 (7) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 「土州様」とは誰かと言う件で、遊行笑人さんから「小川土佐守」なる人物が居るとの指摘があり、その人物に関して調べた結果を談話室ゆづきに投稿した。以下2…

伊豫の土岐氏や山方領主たちの消長 (1)(伊豫漫遊書庫から転載)

February 20, 2007 [歴史]伊豫の土岐氏や山方領主たちの消長 (1) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 「imajouの独り言」(2005-07-29)から転載--------------------------------------------------------------- 『伊予河野氏と中世瀬戸内世界』54~57頁に…

尾州河野郷と関連して脇屋義助の逃走経路(伊豫漫遊書庫から転載)

February 28, 2007 尾州河野郷と関連して脇屋義助の逃走経路 カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 imajouの独り言(2006-08-10)から転載---------------------------------------------------- 尾張に河野郷が存在したことと、そしてそれが岐南町・笠松町・…

岐阜県の名鉄竹鼻線を挟む2本の堤防(伊豫漫遊書庫から転載)

February 28, 2007 岐阜県の名鉄竹鼻線を挟む2本の堤防 カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 imajouの独り言(2006-08-21)を転載----------------------------------------------------- 岐阜県の竹鼻線、不破一色駅の辺りで、竹鼻線を挟んで走る2本の堤…

墨俣城のイメージが変わる(伊豫漫遊書庫から転載)

February 28, 2007 墨俣城のイメージが変わる カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 imajouの独り言(2006-08-22)を転載------------------------------------------------------------ 戦国期の尾張と美濃の国境が境川であったとすると、墨俣城のイメージが…

中世美濃と尾張の境界(伊豫漫遊書庫から転載)

February 28, 2007 中世美濃と尾張の境界 カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 imajouの独り言(2006-08-22)を転載------------------------------------------------------------- 石野先生の講演資料の中の「中世主要地名分布図」に記載されている地名の…

三宅川の流路(伊豫漫遊書庫から転載)

February 28, 2007 三宅川の流路 カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 imajouの独り言(2006-08-24)を転載----------------------------------------------------------------三宅川が木曽川の昔の本流だったと記したサイトを発見。今は小さな川に変貌し、…

境川と長良川の合流点(伊豫漫遊書庫から転載)

February 28, 2007 境川と長良川の合流点 カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 imajouの独り言(2006-08-24)を転載-------------------------------------------------------------- 境川は長良川に合流する直前で向きを南に変え、かなり下流で合流している…

記事一覧(伊豫漫遊書庫)

新着記事一覧 | 伊豫漫遊書庫(Blog) - 楽天ブログ伊豫漫遊書庫記事一覧(ココ) 湯築城で出土した墨書土器の土州様について [歴史]長宗我部元親が土佐守になったのは(2011-05-22「imajouの独り言」から転載) 海遊庵主さんから電話あり、長宗我部元親が土…

灯台下に光を (4)(伊豫漫遊書庫から転載)

February 28, 2007 灯台下に光を (4) カテゴリ:地域興し 東京で生まれ育った者には、名所・旧跡は遠くにあるものと感じられ、それに憧れる気持ちがある。勿論東京にも比較的新しい時代のものはあるのだが、古い時代のものは少なく、奈良や京都に比ぶべくも…

灯台下に光を当てる活動(伊豫漫遊書庫から転載)

March 1, 2007 灯台下に光を当てる活動 カテゴリ:地域興し 灯台下と言うか自分の足下に光を当てる活動は色々あるが、湯築城ウォークもその一つ。自分らが住む地域の再発見。少人数でいい。各地域ごとに小グループが、自分らの町を、村を見つめ直し、それを…

海賊の真実 (2)(伊豫漫遊書庫から転載)

March 2, 2007 海賊の真実 (2) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 海賊と聞くとパイレーツ(pirate)、海の悪者と捉えるのが普通であろう。だが中世の海賊はパイレーツと同義語ではなかった。明治期に海賊の訳語としてpirateを当てたのが一般化し、中世の海…

見近島に橋脚が2本あるのは何故? (5)(伊豫漫遊書庫から転載)

March 3, 2007 見近島に橋脚が2本あるのは何故? (5) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 先ず地図をご覧頂きたい。しまなみ海道は伯方島と大島の間を、伯方橋と大島大橋の2本の橋で結んでいる。次にこの写真をご覧頂けば、その2本の橋を支える橋脚が、…

同笵瓦の出土が意味すること (4)(伊豫漫遊書庫から転載)

February 15, 2008 同笵瓦の出土が意味すること (4) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 湯築城から岡豊城・中村城の瓦と同笵の瓦が出土したことから言えることは、同一職人或いは同一職人グループが作った瓦が、三つの城にあったと言うだけで、それ以上は…

漢委奴国王印の委奴とは(伊豫漫遊書庫から転載)

November 4, 2009 [歴史]漢委奴国王印の委奴とは カテゴリ: 歴史全般 かって志賀島で発見された金印「漢委奴国王印」の「委奴」をどのように読むか、昔から盛んに議論されて来た。これを「漢の倭の奴国」と読むのは今では論外で、「漢の倭奴国」が正しいと…

湯築城資料館で開催中の企画展「道後の由来」(伊豫漫遊書庫から転載)

November 18, 2009 [歴史]湯築城資料館で開催中の企画展「道後の由来」 カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 平成21年度湯築城資料館企画展「道後の由来」を見学。8日に一度行ったが、時間が無くざっと見ただけだったので、今日ゆっくりと見直した。 道前…

元親は四国統一できずの記事 (4)(伊豫漫遊書庫から転載)

June 10, 2010 [歴史]元親は四国統一できずの記事 (4) カテゴリ:伊豫の今と昔の資料と考察 昨日高知新聞が報じた「元親は四国統一できず!?」と言う記事があちこちで話題になっているようだ。 元親が四国統一は達成寸前で秀吉の四国攻めに遭い、頓挫したこ…

高知県史編纂に関する疑問 (1)(伊豫漫遊書庫から転載)

June 11, 2010 [歴史]高知県史編纂に関する疑問 (1) カテゴリ:カテゴリ未分類 昨日採り上げた高知新聞の「元親は四国統一できず!?」の中で気になる一節がある。----------------------------------------------- 1575(天正3)年、土佐を統一した長…

湯築城で出土した墨書土器の土州様について(伊豫漫遊書庫から転載)

June 12, 2011 湯築城で出土した墨書土器の土州様について カテゴリ:河野氏と湯築城 [歴史]長宗我部元親が土佐守になったのは(2011-05-22「imajouの独り言」から転載) 海遊庵主さんから電話あり、長宗我部元親が土佐守を拝領したのは天正16年(1588年)…

湯築城関連のブログ開設

湯築城に関係する記事を記す場として、”yudukijou's diary”を解説します。当ブログがどのように展開するか全く予想できませんが、思いつくままに記して参ります。 内容の第一は、今まであちこちに書いたものを整理してここに纏めます。 第二は頭の中にあるだ…