景観法成立、施行

【談話室ゆづきから転載】

                                                                                                                      • -

#3098 景観法成立、施行について   なかなか

あけましておめでとうございます。昨年は皆様のご協力により当家系図探索が大きな成果を上げました。ありがとうございました。今年もよろしくお願い致します。
ところで、文化財フォーラム愛媛の理念は「文化財から歴史を語ることによって、市民の歴史への思いが高まり、市民による、市民のための、市民のまち造りが可能になる。そのとき、『思いのこもった文化財の活用』から『思いのこもったまち造り』が見えて来る。文化財フォーラム愛媛はその基礎固めに努めたい。」とお伺いしました。
その理念を支援するが如く、美しい街並みなど良好な景観に関する日本で初めての総合的な法律「景観緑三法」が平成16年6月の国会で成立、同年12月施行されました。
これまでの、景観に関する法制度は都市計画法に基づく美観地域、伝統的建造物郡保存地区などの地域地区の制度などはあったが、景観そのものを捉えた総合的な法整備は事実上なかった。また、地方公共団体の景観条例についてもこれを支える法律の根拠がなく、いざというときの強制力に欠けていた。
 景観法は国、地方公共団体、事業者及び住民の責務を明らかにするとともに、条例では限界のあった強制力を伴う法的規制の枠組みも用意した。さらに、景観法整備法では、関連する都市計画法建築基準法等の改正や屋外広告物法その他の関係法律の整備も行っている。
(詳しくは国土交通省 http://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/townscape/keikan/index.htm )
 今後は、ネオン坂等地域住民の意見を反映した景観計画が地方公共団体等の景観行政団体に提出され、景観法を活用して美しく思いのこもったまち造りが速やかに整備されていくことを願います。

                                                                                                                  • -

#3101 景観法の活用について  なかなか

景観法が施行されたことから、地方公共団体等は実績をあげるためにまずは、モデル地区を探しているでしょう。それもどこが最初に実施したかで今後、大きな波紋を呼ぶでしょう。
現在のモデル的地区は三重県伊勢市等が美観地区として景観に配慮した都市整備を行っている。
景観計画を定めるには住民の意見を反映させるために公聴会を開催しなければならない。
つまり、指定する場合は景観計画の情報公開及び理由の開示を求められることから、住民が主体的に参加しようとする動きが広がっている地区が有力です。
道後は温泉地だけでなく、中世の湯築城、一遍さんの宝巌寺、その参道のネオン坂など自然的・歴史的環境、文化的由来、文化財的建築物、重要樹木がすべて揃っているまれにみる地域です。
このことを今後もこのホ−ム−ページをとおして、皆さんと共に地域住民や行政等に知らしめていきたいと思います。

また、景観法は住民等が行政団体に景観計画の策定を提案できるとされています。
そのためには、官民が一体となった景観協議会を活用して具体的な方針を協議することも一策です。
現在必ずしも良好でなくても、今後良好な景観を形成していく必要があると考えられればOKです。
道後の観光地をさらに活性化するため、安全安心な街づくりのため、また電線類地中化についても行政はモデル地区を探しています。
願わくは、道後を世界遺産として新成人に託したい。

                                                                                                                            • -

#3102 岐阜県各務原市  美濃源氏フォーラム澤源

岐阜県各務ヶ原市では、すでに2年前に住民自ら策定の「地域計画」が森真市長に提出されましたし、今月各務原市は景観自治行政体として名乗りをあげ総務省に申請致しました。
特に、木曽川を中心として流域連合であるとか、木曽川学を提唱したり、また近隣行政とともに山城サミットを開催したりと、なかなかの辣腕振りであります。
その他、岐阜県土岐市の特区申請は、「景観特区」でありまして、今回の条件は屋外看板の撤去等及び街角整備にかかわるものでした。

                                                                                                                                • -

#3112 景観法  美濃源氏澤源

本日の岐阜新聞にて、多治見市が岐阜県知事梶原拓氏と協議の上2月に景観行政団体となることを決定したと報じられました。
岐阜県では、各務原市に続いて2番目となります。多治見市には、夢想疎石開山の永保寺があり、寺内にある観音堂と開山堂は国宝ですし、昨年本堂と庫裏が火災で焼失してしまいましたので現在10億円の寄付を集めて再建すべく、関係各位が鋭意努力をしています。
もちろん、北条氏の手先として禅宗を持ち込んだものかどうか、一番の関心のある所です。